読了

昨夜、アマルフィを読了。

感想は追記にて。

そして、今からはコレ。



森絵都さんの
「風に舞いあがるビニールシート」

これって、短編集だったんですね。
まずは、表題の作品から読み始めました。

…で、結局、
ドラマは観るのを忘れました(´；ω；｀)

アマルフィ。

どんな話かといえば。

ローマで１人の日本人の少女が誘拐される。
外交官・黒田は、事件を調べていくうち、
誘拐事件の裏に大規模なテロ計画がある事に気づく。

－＊＊＊＊＊＊＊＊－

最初は、役人特有の？「事なかれ主義」というか、
自分の立場が危うくなったり、
人の命が掛かっているにも関わらず、
自分に与えられた仕事以外はしないという
（それにも、尤もらしい理由をつけて。）
そんなシーンが多く、読みながらムカついていました。

事件が核心に迫る中盤以降、
黒田を通して、バラバラだった人達が
（あくまで“人”。組織ではない）
事件の真相に迫っていくのが良かったなぁ、と。

ラストで事件が一つに繋がった瞬間は、
物凄くスッキリします。
ただ、誘拐事件の裏にある真実を聞かされるのは、
辛いかもしれません。

どんな理由にせよ、
やっぱり戦争はダメだなと。

片方の意見を通せば、
もう片方は納得しないし…
負の連鎖というか、
永遠に続くイタチごっこだと思う。

・・・難しいけど。
お互いが譲り合う気持ちとか、
お互いを許しあう気持ちがなければ、
戦争も内乱も終わらないと思う。

－＊＊＊＊＊－

イタリアの地図を片手に読むと、
（しかも写真付き）
誌上でイタリア旅行が出来ます（笑）