Linkに、片平さんのBLOG、
“Rainbow”をお出迎えしましたー(拍手)
これからも宜しくお願いしますv
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さて。
続いて、私事ですが・・・。
宮部みゆきさんの「名もなき毒」を読了。
「誰か」の続編です。
ネタバレ、犯人分かるので、隠します。
ええと。
読後に、何ともいえない・・・
後味の悪さが残るというか。
いえ。
納得いかないとか、作品が変だとかじゃないんですよ。
今の世の中、こんな感じなのかなって。
人と比べて、自分が幸せか不幸かとか。
どうして分かってくれないの?とか。
なんか、寂しいですけど。
いずみって、よくいるタイプだよなぁーと思った。
あそこまで酷くは無いでしょうけど、よくいるタイプ。
自分に周りが興味を持ってないと嫌。
だから、興味を持ってくれるような、嘘をつく。
最低だけど、寂しいな。
で。
外山くん。
彼の気持ちが分かった。
人を殺めようとかそういう“分かる”じゃない。
今の自分が置かれてる立場と現実。
それを打破したいけど、できない。
周りを見ちゃうんだよね。
あぁ、自分が離れたら・・・とか。
どうして、自分だけ?とか。
その悪循環。
逃げたいのに、逃げられない、
助けを求めたいのに、求められない。
これも、「毒」だ。
名前のない、毒。
化学とかそういうジャンルで、
「毒」と呼ばれるものには、
ちゃんと化学式があって。
だからこそ、解明されてて。
調べれば、解析できる。
現場では分からなくても、
後でちゃんと分かる。
でも。
この「毒」だけは、分からない。
化学式もなくて、解析できなくて。
しかも、作用は人それぞれで。
その毒は、
人間がいる限り、消えないもの。
外山くん。
彼には、本人は、気づかなかったけど、
気にかけてくれる人は周りにちゃんといた。
だから、大丈夫だよね。
で。
情けないって思ってた、秋山さんがカッコよかった(笑)
で。
卯月刑事が出てこんかった(笑)
タイトルの「名もなき毒」。
結構、深いです。
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